指輪と刻印

指輪を見ると、内側などにはさまざまな小さな文字や記号が入っています。 その文字や記号やマークなどのほとんどが刻印です。

指輪の刻印は、その指輪の作ったブランドや工房を表すもの、指輪の材質を表すもの、宝石のカラット数、結婚記念日などの日付や名前など、さまざまな情報が刻まれています。 一般的な結婚指輪でも、指輪の内側に素材を表す刻印とブランド刻印に結婚記念日と二人の名前が刻印されています。

指輪への刻印は入れる義務や責任はありませんが、そのほとんどが最低必要な刻印だけは入っています。 なぜ、このような刻印が入っているのでしょうか。 刻印によって、それは様々な意味を持ちます。

指輪の刻印の意味

<材質を表す刻印>

その指輪はシルバーで作られているのかプラチナで作られているのかが、分からなければ、指輪のサイズ直しや修理などを行う場合、困ります。熟練職人であればゴールドやシルバーなどのおおよその区別は付きますが、メッキなどを施している場合には間違うこともあります。材質が正確に分からなければ溶接などが行えないので修理ができません。そのため材質を表す記号だけはほとんどの指輪で刻印されています。

指輪の材質を表す刻印

<ブランドを表す刻印>

有名ブランドであればほぼすべての指輪にブランドを表すロゴやマークなどの刻印は入っています。一般的に知られているブランドでも入っていることが多いようです。小さなお店や工房では入れていない場合もあります。ブランド刻印が入っている場合は、修理やサイズ直しを依頼したい場合、プレゼントで貰ったにしろ、どこで買ったにしろブランド店に持ち込むことができます。(ブランド店によっては修理やサイズ直しを行っていないところもあります)どちらにしろブランド刻印が入っていれば、どこの製品化が分かるので、安心感があります。

指輪のブランドを表す刻印

<メッセージ刻印>

結婚指輪、婚約指輪などの記念日や二人の名前、メッセージなどを、刻む刻印です。フォーマットに特に決まりもなく、指輪を作られる人やショップによって、さまざまな内容で刻印されます。結婚以外でも子供の誕生や卒業など、記念に作る指輪にさまざまなメッセージを刻印した指輪もあります。個別に刻印するのではなく、ジュエリーアーティストが詩やインスピレーションなどからのメッセージを刻印した指輪もあります。 参考:メッセージが刻印できる指輪

指輪の刻印の参考例(婚約指輪・結婚指輪)
指輪の刻印の参考例(バレンタインデー)
指輪の刻印の参考例(母の日)

<宝石のカラット数>

ダイヤやルビーなど、宝石の大きさ(重量)を表すカラット数が刻印されているものがあります。小さな宝石であればあまり刻印されていませんが、大きめの宝石の場合、カラット数が刻印されています。これは指輪に宝石を付けた段階では重量がわかりずらいので、着ける前の重さが分かるように指輪に刻印しておくのです。宝石の価値をアピールするための刻印です。


<その他の刻印>

ホールマークと言われ、イギリスの銀装飾品やスプーンなど銀食器に刻印されているマークは、その製品が作られた年代や作られた場所がわかるようになっています。もともとは、金や銀などの偽造を防ぐために、1300年頃、イギリス政府から金銀細工業者ゴールドスミス社が貴金属を検定し、刻印する特典が与えられて、この検定マークをホールマークといったのが始まりです。

日本では、財務省造幣局に依頼して、貴金属製品の品位試験を行い、この試験に合格したものに、造幣局で証明記号を打刻してその品位を証明してもらいます。
※このホール・マークは、メーカーや工房では打刻できません。日本のブランドでこのホールマークを入れている指輪はほとんどありません。


指輪とホールマーク

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